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必要なのは「製品サイズ」だけじゃない?!開業時・導入検討時に知っておきたい自動精算機の設置環境あれこれ

自動精算機

開業予定のクリニック様から「事前に設置環境を確認したい」といった質問や、自動精算機の導入を検討しているクリニック様から「自院に設置するには工事が必要なの?」といった質問をいただきます。

クリニック向け自動精算機をご利用いただく際は、ただ置くだけではなく、院内外のネットワークに接続するためのLAN口や、製品の仕様に合った電源コンセントなど、院内環境の準備が必要となります。

今回は「医院開業時の図面を作る際の参考に知りたい」、「自院が設置環境に合っているか確認したい」といったクリニック様向けに「クリニック向け自動精算機の設置環境」について解説します。

この記事をご覧いただき、自動精算機・セルフレジを導入する際の検討材料にしていただければ幸いです。

目次

・設置スペースについて
・院内環境について
・導入を検討する際の注意点
・まとめ

●設置スペースについて

自動精算機を導入・設置いただく際は製品の大きさ分のスペースだけでなく、自動精算機を固定するためのスペースや、保守対応時に必要なスペースなどといった+αのスペースが必要となります。

弊社の自動精算機「Clinic KIOSK(クリニックキオスク)」を例に挙げると、製品サイズは【高さ139×幅46×奥行29.5(cm)※突起部含まず】です。

設置スペースとして必要な広さは、製品サイズを含めて【幅69×奥行129(cm)】としております。

これは自動精算機を操作する人のスペースや、障害時などの対応で必要な保守エリアも含まれています。

この「設置スペース」は、製品サイズが大きいとそれに比例して、必要な範囲も広くなる傾向があります。クリニックは、地域に密着して住宅街の中にひっそりと佇んでいることや、アクセスのよい駅チカのビルで経営されていることが多いです。

そのため、大きな病院と比べて待合室や受付などのスペースをなるべく広く・有効的に活用する必要があり、クリニック向け自動精算機を導入される際は自院の規模感にマッチしているかの確認が重要です。

弊社では、導入前にクリニックへ直接ご訪問させていただき、設置場所・環境の確認や患者様やスタッフさんの導線の提案も行いますのでご安心ください。

●院内環境について

自動精算機を導入する際は、「設置環境の確認」が必要になります。自動精算機を待合室付近や、受付カウンター近くに設置されるクリニックが多いです。開業前のクリニック様は設計時に設置場所をあらかじめ決めておくことで、開業のタイミングでスムーズに導入が出来るでしょう。既に運営中のクリニック様は、来院される患者様やスタッフさんの導線を意識して、希望する設置場所の環境が整っているのかを確認しましょう。

弊社の自動精算機「Clinic KIOSK(クリニックキオスク)」の場合は、以下の点を確認していただければ幸いです。

【Clinic KIOSK(クリニックキオスク)を待合室に設置する場合】

・LAN配線:2本(院内用、インターネット回線で各1本)
・入力電源:AC100V(50/60Hz)
・消費電力:300W(通常)/700W(最大)
・アンカー工事不要

【院内カウンター仕様】
① 管理用パソコン(基幹サーバ)

・パソコン及びディスプレイの設置場所(無停電電源装置あり)
・LAN配線(院内用・院外用)※院外用はリモートメンテナンス用
・電源:AC100V(50/60Hz)
(管理用パソコンは、LAN集合帯へ置くスペースがあればそちらでも可能)

② 業務アプリケーション操作用パソコン

・パソコン(他アプリケーションと同居可能)
・LAN配線(院内用)
・入力電源:AC100V(50/60Hz)

【埋め込みプレート仕様】

・モジュラジャック(CAT5e/埋込型)LAN口:2個…院内用LANと院外用LAN
・電源コンセント:アース付き1カ所

●導入を検討する際の注意点

自動精算機をご導入いただく際、上記でご説明した設置環境や仕様以外にも注意したい点をいくつか挙げてみました。すべての自動精算機に当てはまるわけでありませんので、予測される注意点として、ご参考いただければと思います。

注意点1.「マイクロ波治療器」の有無について

マイクロ波治療器から発生するマイクロ波の電波は、弊社の自動精算機「Clinic KIOSK」の動作不良の原因となる可能性があります。

自動精算機とマイクロ波治療器を離して設置する、などの対策・導線確認が必要になりますので、該当されるクリニック様はお気軽にお問い合わせください。

注意点2.自動精算機以外の設置物について

弊社の自動精算機「Clinic KIOSK(クリニックキオスク)」を設置するにあたり、「管理用PC」と「無停電電源装置」を設置します。受付カウンターの足元付近や、クリニック様によっては院内に配線類専用のスペースを設けており、そこへ設置させていただきますので、自動精算機以外の設置物の設置スペース確保をご確認ください。

また、無停電電源装置にはアース付き3つ口コンセント(電源AC100V)が必要となりますので、合わせてご確認いただければ幸いです。

注意点3.電子カルテ・レセコンとの連携について

そもそも「クリニック向け自動精算機」は、電子カルテやレセコンと連携して運用することを前提とした機器となります。現在お使いいただいている電子カルテやレセコンが、ご希望の自動精算機との連携実績があるか確認が必要になります。

連携の可否について、電子カルテやレセコン業者に直接お伺いする可能性があるため、担当営業の方をお伺いする可能性があります。

弊社の自動精算機は連携実績が数多くありますので、連携可否や連携方法などを確認したい場合は、お気軽にお問い合わせください。

電子カルテ・レセコンとの連携について、詳しくはこちらをご覧ください

まとめ

今回は「自動精算機の設置環境」について解説させていただきました。

自動精算機を導入・設置するということは、冒頭にも書いたように、ただ設置するだけでは、期待した導入効果を十分に発揮することはできません。

今回の記事が自動精算機導入に向けた環境づくりの参考となれば幸いです。

「自動精算機(Clinic KIOSK)の設置環境」について、ご質問などありましたらお気軽にご連絡、ご相談ください。

この記事の執筆者

株式会社APOSTRO 経営企画室
川越 雄太

大学卒業後、大手コンサルティング会社にて、医療機関のコンサルティングに従事。その後、医療介護人材紹介会社の経営企画部門を経て、当社へ入社。クリニックや薬局のコンサルティング、ITシステム導入支援のアドバイスを行なっている。

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